自分の第二の故郷でもある伊豆大島で達成したかった夢がありました。それは桟橋からスタンディングでクエを釣る!というものです。
去年の11月13日伊豆大島でメジロザメが湧いているという情報を受けて伊豆大島に2泊で向かいました。
初日からシケの海で狙いの桟橋に入釣できず。2日目の夜、風裏となる岡田港の先端に釣り場を構えました。狙いのメジロザメでもいいが、夢でもあるクエが食ってくれればいいなと、50センチほどのサバを丸ごと頭に針をかけノーシンカーで10m程投げ着底。
それは1時間ほど経った時のこと、沈黙を続けたリールのクリッカーが突如として悲鳴をあげ糸が出て行きました。ドラグをフルに入れてフッキングすると堤防斜め横にダッシュされみるみる糸が出されていきました。
サメにしては横に走るなと思っていたら根に潜られてしまい、30秒ほど竿を煽ると出てきた!
そこからは根から剥がさないといけないので強引にリールを巻きました。
ただならぬ大物にギャラリーが集まってきた。皆がライトで水面を照らすと明らかにデカい魚影が見えどよめく。一瞬目を疑いましたがそれがクエだとすぐにわかりました。
伊豆大島で合流していた友人にフライングギャフを打ってもらい堤防上に上げるとデカい!
放心状態ににりながらも喜びを隠しきれませんでした。
とりあえず写真と長さを計り伊豆大島に移住した友人に連絡して来てもらい元町のボルカニックアイランドに持っていき重量などを詳しく計ると重さは22.5キロ、長さは1m14cmと、まさに夢のサイズでした。
この日が来るまで伊豆大島に行き始めてから約6年。ほんとうにいると信じて狙い続けてきて良かったなと、改めて伊豆大島の海がロマンに溢れてるなと実感できました。
竿:Tulala ミヌアノ64
リール:アベットLX
メインライン:PE10号
リーダー:ハリス共に220lb 80号
針:ownerスーパークエ
管理人コメント
第一報を受けた時、大事件が起こったと思った。船着場の桟橋でそんなん釣れるわけないやん!と。ただ、彼が釣ったのなら納得する。それは彼の話を聞くと事故ではなくずっと狙い続け、遂に念願叶い釣り上げたということがわかるからだ。仮に事故でこのクラスのクエがヒットした時、果たして釣り上げることのできるタックルで釣りをしている人間が彼以外にいただろうか。彼がモンスター級の魚を釣りあげる上で研ぎ澄まされていった超強固タックルやスキルはこのたった1発の奇跡に繋がっていたのだ。この凄さを説明できる言葉をわたしは持っていません。凄すぎて本当凄いから凄いんだ!!!
P.S. ずるいぞわたい、おれにもつらせろ(笑)