2023.5.27 西伊豆尊之島沖堤防のコブダイ78cm 10.1kg(U1.T氏)

MNCの皆さん、ぶっこみ釣りをこよなく愛する皆さん、こんにちは。U1です。
少し前に2023.5.10大島釣行記を書かせて頂きました。
今回は大島釣行の続きと言っても良い内容にです。
ぜひ大島釣行記もご覧下さい。

さて、今回(5月27日)は今年初の西伊豆田子沖堤防へぶっこみ釣りをしに行きました。

伊豆大島釣行でご一緒させて頂いたマサヤンさんの釣れっぷりに感動し、
今回の沖堤防ではいつものMy特エサと共に岩イソメ1,000円分も持参することにしました。
エサのラインナップは岩イソメ・アジ・イカ短(スルメイカとロールイカ)です。
日中は岩イソメでイシガキダイ・イシダイ・コロダイ等、昼の魚をメインに。
夜はアジやイカ短を投げてタマン・コロダイ・クエを狙っていきます。
岩イソメがあることで昼間の魚をアグレッシブに攻めることができることを学びました。

16:00 現地に到着し、荷物を整理して忘れ物の無いように準備を済ませておきます。
17:00 船に荷物を乗せ定時に渡船が出船し沖堤防へ到着
ここで小トラブルが発生し、裏堤防の予定で予約していたのですが降り立ったのは表の堤防!
何故!?と思いながらも「まぁ仕方ない!ここで一発だそうぜ」と気持ちを切り替えます。

日の入りが19:00位です。
明るいうちにタックルを急いで準備して岩イソメを投げなければなりません。
17:30 仕掛けを組んで岩イソメを付けて外海へ投げます。
75mくらい先の岩場に乗せたような感じでラインをメンディングして待機します。

岩イソメの威力はすさまじく、海に投げ入れてすぐに魚に突かれて竿先が反応しました。
なかなか食い込むまでは行きませんでしたが暫く待つと竿先が微妙に動きます。
数分しか経ちませんがエサ替えの頻度を決めたいので、
岩イソメの痛み具合を確認するために竿を上げてみるとイトフエフキが付いていました。
久しぶり(去年ぶり)に釣るとイトフエフキも嬉しいもんです。

岩イソメは常にエサ取りに突かれて帰ってくるので魚の活性は良さそう。
竿先の反応を見ながら放置とエサ替えを繰り返し約1時間・・・
穂先にコンコンと反応が出た瞬間、とんでもないスピードでドラグが鳴り糸が出されます!


とっさに尻手ロープを外して竿を持ち、手でスプールを押さえつつドラグを調整!
が!締めたクイックドラグはほぼロック状態。
魚のパワーを一気に受けて竿は海と平行になり伸される!!
このままではハリスが切られると思いドラグを緩めてスプールはハンドドラグで糸の出を調整。
ハンドドラグをしつつクイックドラグの最適な強さを見つけます。
感覚としては自分が伸される前にドラグがギッーと出てくれれば何とかなる気がしています。

2度目のドラグ調整で良い塩梅に調整できたおかげか、
相当に恐る恐るですが体と竿で引きを吸収しながらポンピングをすることで何とかいなすことに成功!
数十秒引っ張り合いをしていると少しだけこちらに寄ってきました。
「よし寄ってきた」なんて言っていると反転してまた強烈な引きを食らわせられました。
近くに寄ってくると堤防基礎が掘れている場所で根ずれの感覚が手に伝わってきます。
ここで上げきれないと根ヅレでラインブレイクです。
竿の長さを生かしつつ上に上に魚を持ち上げて根から離します!
ここまで来ても安心はできず、海面に出るまでタフな引っ張り合いが続きました。
魚とのやり取りを初めて3分、やっと赤い魚体が見えてきました。
周りでは「マダイだ!」と声が上がる中、冷静に見ていると上がってきたのは巨大なコブダイでした。


海面に上がってきたコブダイは運よく暴れることなくタモまで操作できました。
同行者に無事にタモ入れをしてもらいやっと一息。
陸に上がってきたコブダイは立派なコブを持つ78cm 10.1kgの巨体!
常々、いつかはコブダイを釣りたいと思ってやっていましたが初コブダイが10kg超えはびっくりです。
しかも、かぶせ釣りを含めた足元の釣りではなくぶっこみ釣りで釣れたのが非常に嬉しかったです。
岩イソメの強さを教えて頂いたマサヤンさんに感謝です。
そして、表の堤防に降ろしてくれた船長、そのままやろうと賛同してくれた同行者にも感謝です。

余韻を楽しみながら引き続きぶっこみ釣りを続行。

明るいうちに岩イソメでイトフエフキを1匹追加・・・
暗くなり、岩イソメで反応しなくなったためアジやイカ短に変えて投げ直しますが反応なし・・・
周りの人にもぽつぽつとウツボが釣れる位で海が沈黙してしまいました。
夜の釣果にありつくため、エサをローテーションして打ち直しますが、
2:30にヒラタエイ 3:15にアカエイを釣って日の出を迎え納竿の時間になりました。

竿を出して早々に良い魚が釣れる日は往々にして続いて釣れてくれない日が多々あります。
今日はそんな日だったのでしょう・・・
今回はメモリアルな1匹にめぐり合えたことを喜びたいと思います。

ちなみにですが、
今回使っていた針は管付き丸せいご18号でした。
同行者がコブダイの唇に刺さった針を見て「針曲がっていませんか?」と言うので見てみると確かに歪んでいました。
抜いてみようぜとペンチで引っ張ると軽々と抜け、針は釣り針だった姿をぎりぎりしか保てていませんでした。

コブダイが掛かってからのドラグ調整・タモに入るまでの3分間のやり取りがあと少しでも悪かったらばらしてました。
ハリス50lb(12号)丸せいご18号で釣れたことを喜びつつ、今後も精進したいと思います。

竿:ガーラモンスター12号
リール:ウィンドキャスト6000QD
道糸:PE5号
リーダー:ナイロン100lb(24号)
     VARIVAS(OceanRecord)
ハリス:ナイロン50lb(12号)
    VARIVAS(OceanRecord)
針:菅付き丸せいご18号(オルルド釣具)
エサ:岩イソメ

管理人コメント。

凄まじい釣果。おめでとうございます!何より驚愕なのが、丸セイゴ18号で釣り上げられたというお話。私は河口部でキビレを狙う時などに丸セイゴ18号、海では20号を使用していますが、コスパと食い込みの良さを重要視していて、より強度のある針を使用したい場面では同サイズのビックサーフ16号やチヌ針9号を使用しておりました。

丸セイゴ18号7kg負荷
丸セイゴ18号は9kgでフトコロが破断
管付きチヌ9号無負荷
管付きチヌ9号10kg負荷→無負荷
カットビックサーフ16号13kg負荷
カットビックサーフ16号13kg負荷→無負荷

個人的に針の強度テストを行ったところ、丸セイゴ18号は9kgに達したところで破断しました。メーカー毎に違いはあると思いますが、9kg負荷が限界だと考えております。ファーストランで根に突っ込む習性のあるコブダイ。その最大の勝負所をクリアしたとはいえ、10kgを越す大物を負荷強度ギリギリの攻防で仕留めるあたりは歴戦の経験から培われたベテランの業といえます。素晴らしいです!おめでとうございます!

投稿者: kajitani28

沼津・伊豆半島をホームに大物を狙う投げ釣り師です。

2023.5.27 西伊豆尊之島沖堤防のコブダイ78cm 10.1kg(U1.T氏)」への1件のフィードバック

  1. U1さん 先ずは、とにかくおめでとうございます!
    かぶせ釣りでもMNC仲間が釣れてましたが、良い意味で魚種が増えることは良いですね。
    オールドMNC達は岩イソメが主流でした。また少し高価でマダイ狙いには関西の餌のサワムラからタイムシっていうイソメを当時1本1000円で取り寄せたりしておりました。コロナ後の高騰で岩イソも高価になりましたね(泣)
    確かに岩イソは匂いが強くどの魚にも餌寄せにはやはり万能餌ですね。
    ラインブレイクせずバラサずに釣り上げたのは歴戦の賜物です。
    これからもMNC大物釣果を楽しみにしています!

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