「車椅子の大物キャスター」舟橋さんの軌跡　パート1

今から十数年前、高校時代の私は学校から帰宅しては毎日のようにパソコンを開き、とあるホームページを食い入るように見ていました。沼津、伊豆半島を中心に大きな魚を投げ釣りで仕留めるキャスター方の釣行記が掲載されていた「伊豆ミッドナイトキャスターズ」である。

写真で大物を手にしている方々が皆私にとってヒーローで、憧れの存在であった。その中でも一際素晴らしい釣果を上げている方がいました。舟橋さんと呼ばれている方です。

金子さんの生前に、親交が深かった愛弟子さんの様な投げ釣り師です。ご存じの方も多いと思いますが、車イス（自称　戦車乗り）でハンディをもろともせず大物を数多く仕留めてきた方です。東海汽船にも乗り込み、大島、神津島、八丈島にも果敢に挑んでいました。その足跡は山ほどありますが、その一部を抜粋し掲載します。

記・舟橋栄樹

☆　金子さんの伊豆ミッドナイトキャスターズとの出会い　☆

伊豆で大きな真鯛を釣りたいです！伊豆半島や伊豆諸島の大物投げ釣りの第一人者・金子さんが主宰している伊豆ミッドナイトキャスターズの掲示板に書き込みをしたのが、舟橋の浜（ハマフエフキ）転（コロダイ）石（イシダイ）真鯛道一直線の始まりであった。 当時も今も最古参の某矢岸氏から、車いすで天然の真鯛を釣るなら戸田がおすすめと教えてもらう。「通えばガオーと深紅の大真鯛が出るかもよ」との会話が脳裏から離れられない。 まだJR東海道線の始発が走る前の馬入川鉄橋を、次々と通過するJR貨物が奏でる車輪の音に背中を押され、馬入川産の天然ウナギを左手にギュッと強く握りしめつつ、よし！俺も泥臭く戸田に通おうと一大決心をしたのであった。 初めての夜明けの戸田港にて、いきなりサンマルの天然真鯛ゲットだぜー！

それからは東海汽船の船旅を楽しみながら伊豆諸島通いも始めて４連敗後の３戦１勝とか、４人中１人だけボウズとか、色々とMNC喜怒哀楽、経験を重ねる。 やがて戸田に通い始めて１年半が経った。四季の戸田を釣りとともに楽しみながら、ついに大真鯛ゲット！！！　感無量だ・・・。

同時に、この時代のMNC仲間から電話やメールで祝福を受ける。その後も釣行場所では色々な出会いがあり、新旧伊豆MNC釣り仲間と公私楽しみながら今に至っている。 

管理人コメント

舟橋さんは2000年代から現在まで20年近くずっと継続して大きな魚を投げ釣りで釣り上げ続けられている伝説的な投げ釣り師です。語り尽くせない功績をできる限り文章にまとめ紹介していきます！