2023.6.24〜25 伊豆大島のハマフエフキ73cm、フエダイ

今年も上半期があっという間に終わろうとしていた6月。激務に追われ中々竿を出せない日々、MNCの各面々の驚愕の釣果をただ指を咥えて見てい……いかん、ここは愚痴をこぼす場ではない(笑)。

しかしながら、一体どうしちゃったの皆さん!!と、驚きを隠さずにはいられない驚愕の釣果報告が次から次に舞い込んできてただただ感心するばかりでした。まずカンパチにコブダイ、私の隠し釣果でアオチビキと、半年で10kgオーバーの魚が3魚種も上がるのは何事でしょう…恐ろしき関東ブッコミ・投げ釣り集団。さらには60、70オーバーの鯛類や伊豆半島で立て続けにシロアマダイ。言うことないです。素晴らしい。ベテラン勢舟橋さんや村上さんの復活釣行記も歓喜&感謝の極みです。下半期もよろしくお願いします。

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今年の5月、日頃よりサポートを頂いているオルルド釣具様から新作リール「アルティメットゴリルド」の使用テストの依頼を頂く。マジョーラカラーを身に纏ったそのドラグ付き大物投げ釣り専用リールは率直にカッコよく、新機能として採用されたねじ込み式ハンドルに手応えを感じた。しかも右、左兼用で使用できる特殊構造に、緩み防止として反対側から供回り式のネジを締め込むという今まで見たことのない仕様で、ハンドルノブの形も初めて使用する形状である。早く実釣で大物を仕留めたいと意気込んだ。

6月24日の前々日、急な2連休のチャンスが出来たため、急遽伊豆大島への遠征を計画した。運良くレンタカーと宿を確保。9時35分発の伊東発のジェット船に乗り込む。10時過ぎに元町港に到着し、買い物を済ませ釣り座へむかう。釣り場に到着後は先に釣り場に入っていた知人と釣り談義で盛り上がる。なんでも伊豆大島の港周りは海亀が非常に多いようで、亀にジグが引っかかる事を恐れてトップウォータープラグしか使えないのだそうだ。実際、海面には海亀が漂っていて、釣り場から見渡しただけで4匹の亀を確認した。夜に針にかからないかと不安になった。知人は夕方には帰るとのことなので入れ替わりで夜釣りを開始した。

この日は21時半頃に満潮の潮止まり。その前後1時間にアタリが出てくると睨み仕掛けを打ち返し始める。初めはやはりウツボが頻繁に掛かってくるが、許容範囲の頻度のため、時折仕掛けを打ち返してやり過ごす。鬱陶しくならない程度に食ってくるならウツボは大物を狙う上で重要な目安になる。満潮前にこのウツボが全く食わなくなり、餌が残るようになった時が伊豆諸島、伊豆半島共通の時合突入の合図。

ハマフエフキの回遊が始まったのは20時半頃。ドラグをキツく締め込み尻手ロープで竿を飛ばし合わせを効かせようとしたが途中で魚信が消える。大物を狙って、リーダー、ハリスともナイロン40号の太糸使用にしていたので、離されてしまったのかもしれない。このあと2発の竿飛びがあったが何もバラしてしまう。時合も大詰め21時20分。あまりに悔しいのでドラグフリーで当たりを待つ事に。今回は40号より細いハリスを持っていなかったので、リーダー用に持ってきていたナイロン14号(クインスター)をハリスに使おうとセットしている最中、静かにドラグが鳴り始めた。撮影していた動画を後で確認するとパイロット不在中(車の後ろで仕掛けセット中)からアタっていた。遅れて合わせを入れ回収した魚は本命ハマフエフキ58cm。40号のナイロンハリスとタマンスペシャル22号をガッツリ飲み込んでいた。

その後潮止まりに差し掛かり、ハマフエフキのアタリは途絶えウツボが釣れ出した。経験上この場所で暫く釣果は望めないと考え移動した。

船の発着する元町港へ戻る。次の時合は3時半の干潮。仮眠を挟み釣り開始。大潮周りの場合、潮が速すぎて堤防中腹から付け根にかけてを釣り場としているが、この日は小潮周りで潮の流れが緩い。そこで竿を出してみたかったのが堤防先端。昼の干潮時、元町港の先端で海を観察していたところ約80m先に白く広がった砂地帯を発見していた。普段なら激流で攻められないところだが、小潮周りの干潮潮止まりなら仕掛けを砂地に止められると考えていたのだ。要するに今回最大のチャンスは朝方夜明け前の1時間だと睨み、餌も体力も温存。さぁ、勝負!

午前3時から仕掛けを新しいものに変え臨戦態勢に入る。堤防左側の先端には大学生らしきグループがブッコミ竿を一本先端側に出しながら、少し内寄りでカゴ釣りをしている。暫くして潮が止まり、ラインが逆の方向へ流れ始めた。その途端、左側からガチャン、バチャッと音が聞こえた。あ、やったな…。案の定暫くして戻ってきた竿の主が、竿がなくなった事に気づき大慌てしていた。それを横目に見ていて、時合が来たことを確信。新鮮なイカの切り身を大きめに針に刺し、狙い澄ました80m先の砂地へ力一杯仕掛けを投げた。約10分後、アルティメットゴリルドから鋭いドラグ音が鳴り響く。このリールはドラグフリーにするとバックラックする程ゆるゆるテンションになる。その恩恵か、合わせを入れるまでに10秒以上かかった(ジグを投げてました)が、ラインが止まることなく放出し続けて、しっかりとフッキングを決めやりとり開始。ドラグを緩めなくても平気そうな重量感だったので一気に寄せてくる。やがて水面から顔を出したのは45cmのフエダイ。ちょうど刺身で食べるのに最適なサイズでご機嫌。


そして写真を撮影し、血抜きをしているともう一本出していた竿からスピード感のあるドラグ音が鳴り響く。止まる雰囲気が無かったので走られた状態のまま竿を手に取りドラグを急いで締め合わせを入れると、この日1番の重量感でドーンっと乗った。序盤はアルティメットゴリルドのねじ込み式ハンドルの恩恵でガンガン寄せてこれたが、砂地帯を抜け岩礁に差し掛かったところで魚の逆襲。力強く沖へ向かい逃走を図る。ハリスのナイロン14号、および針の結び目を労りドラグを微調整して根をかわしていく。元町港の地形を考慮し、必要以上に走らせないよう竿の曲がり具合に気をかける。足元まで寄せて膝を使い少しずつリフトアップしていくと大型のハマフエフキが浮上。サイズは73cm。

久しぶりの70cmオーバーに感無量。既にキープした魚があるので、エアー抜きを行い80cmになれ!と願いを込めてリリースした。この魚の後は本命を拝むことはなく、帰りに船着場の足元から引きずり出した弩級のアミメウツボで納竿。しかし、注文通りの大物を狙って仕留めたこと、自分を褒めたいと心からそう思った。ビギナーズラックや、事故という表現の仕方もあるが、私は常に”狙って”釣ったと胸を張って行きたい。

この日の休み以降は休日も仕事が立て込んでおり、言うなれば最初で最後の一発勝負をものにできたことが感激。この歓喜を暫く噛み締め、また次のチャンスに備えて虎視眈々と準備を整えております。大物投げ釣りにどっぷりハマり早15年となりましたが、未だ取れていないまだ見ぬ大物を夢見て精進していきます。

タックル

竿:オルルド釣具 スーパーゴリルドⅢ

リール: オルルド釣具 アルティメットゴリルド

PE:オムニウム8号

リーダー:クインスター40号

ハリス:バリバス40号、クインスター14号

針:タマンスペシャル22号、管付きチヌ12号

餌:スルメイカの輪切

投稿者: kajitani28

沼津・伊豆半島をホームに大物を狙う投げ釣り師です。

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