2023.5.3 上越の乗っ込み大マダイ(りんぺい氏)

皆さんお久しぶりです。りんぺいです。一年半ぶりに釣行記書かせていただきます。

ミッドナイトキャスターズといえばそう、ハマフエフキ・コロダイ・マダイの三大鯛類、通称ハマコロマダイだ。東日本でこの3種を揃えるのはなかなか難しいのだが、幸せなことに2021年、2022年と2年連続で大型のハマコロマダイを揃えることに成功している。

この春、無事大学を卒業したのだが、4年間を振り返ってみると、管理人かじさんや渡井さん、また、マサヤンさんとの出会いがあり、刺激を受けながらブッコミ、大物投げ釣りに情熱を燃やした4年間は本当に充実していた。神奈川から実家の長野に帰郷した今、釣りに使える時間はかなり減ってしまった。よって今年からは釣果に追われず、のんびり釣りをしていこうと思う…。

いや、ミッドナイトキャスターズである以上、今年も計画的にキッチリ三大鯛類を揃えようと思う。

さぁ、そんな計画の第一弾。
まずは春のノッコミ、大真鯛に狙いを絞った。

仕事終わりに2時間車を走らせ、そのまま去年72cmの真鯛を釣った新潟県上越市の堤防に入った。

この場所はほぼシモリが無いため、潮目を参考にしながらカケアガリを探してポイントを絞る。去年マダイを釣ったポイントは、今回もやはり潮目がよく入る。沖から入ってきた潮目が真横70mあたりで複雑にヨレる感じ。20時ごろからユムシをエサに釣りスタート。

21時過ぎ、ちょうど干潮からの上げ始めでアタリが…。ぎぃーー。そぉーっと聞いてみたけど反応なし。ドラグをならすヒガンフグか小さいマダイかビミョーなところだ。アツいと思っていた上げ始めはこれが最後だった。

特になんのアタリもなく時間はすぎ、気付けば夜中の2時を回った満潮まであと2時間弱の時だった。ぎぃーーーー、ぎぃーーーー、速くは無いがマダイっぽさ溢れるアタリ。慌てずしっかり送ってからアワセを入れた。ドンっ!乗った。元気のいい引きを見せながら上がってきたのは本命真鯛!40ちょいのサイズだった。

ここぞとばかりに新しい餌を打ち直そうと隣の竿を回収しようと思ったところ…

ん⁉︎ドラグ鳴ってるじゃん!

しっかり合わせを入れ、寄せてくると同じサイズの真鯛が付いていた。狙っていた大真鯛サイズではないが、狙い通りキャッチできた本命、しかも2連チャンはかなり嬉しい。その後しばらくあたりが遠のいた。釣れた安心からか急に眠くなり、仮眠を挟みながら朝マズメ、満潮からの下げ始めを待った。

4時前、温存しておいた大きめのユムシを、沖のなんとなく起伏になってる気がするポイントに向かって一本、先程マダイが釣れたポイントに2本投げ込んだ。

マダイに限らず時合いというのはやはり満潮干潮の前後、潮が大きく動くタイミングである。本当にどの魚を狙っていてもここはアツい。私は満潮干潮どちらも前後15分、計30分は新しく1番いい餌をつけ、基本的に仕掛けを動かさずに待つことを決めている。自己記録84センチ9キロオーバーのハマフエフキは満潮からの下げ始め4分後に当たっており、経験上コロダイやマダイもこのタイミングで掛かることがかなり多い。今回の釣行も、日の出前の満潮前後が1番のチャンスであると考えていた。

満潮潮止まりから15分、いつも通り集中して待ってみたが当たりは無し。ダメかな、と思いつつも、仕掛けを入れっぱなしにしておいた。

その数分後だった。

ギュイーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

⁉︎⁉︎⁉︎

沖向きに入れておいた一本が火を噴いた。
止まらないドラグ。すかさずドラグを締め込みテンションがしっかりかかったところでアワせ!

かなり沖でズドンと乗った。だいぶ重量がありそうだ。

大型のマダイは口が硬いため、すっぽ抜けや針が伸びることが多々ある。落ち着いてしっかりと追いアワセを2発ほど入れファイト開始。

重量でもう大きいのが伝わってくる。
手前は根がキツく無理はできないため、テンションをしっかりかけながら沖で疲れさせることに。徐々に抵抗しなくなってきたため一気に巻き上げに入った。

朝マズメの水面にボォゴン!

浮いたのは大本命の大真鯛であった。

今回同行してくれた高校の後輩が1発でタモに入れ、勝負あり。一瞬80cmの大台に乗ったかと思ったが、測ってみると76cm。それでも自己記録であり重さは5.5kg、最高のイッピキだった。

最初の1匹を釣るまで2年かかったマダイ。しかしこのマダイで3年連続70オーバーのマダイをキャッチしたことになり、確実に成長していると実感した釣行であった。

大物投げ釣り、ブッコミ釣りで大事なこと。デカイやつが餌を食べたい時に、そこにちゃんと針のついた餌があるかどうか。意外とこれが難しい。時合いの読みであったり、地形把握であったり。ただこれがハマればデカイやつはくる。

今年から釣行時間は大幅に減ることが予想されるが、効率よく、ハズさない大物釣りを確立していけたらなと思う。

幸先のいいスタート。
さぁ3年連続でハマコロマダイ揃えるぞ。

タックルデータ

ロッド スピンパワー405 BX-T
リール パワーエアロ プロサーフ
ライン PE3号
リーダー フロロ12号

ハリス フロロ8号

針   サーフ真鯛M
エサ  ユムシ

管理人コメント

毎度毎度、素晴らしい釣果です。何も言うこと無いです。今度連れていってください。確かに大物投げ釣りにおいて、ここぞ!という時間帯は決まって干満潮の潮止まり前後で、そこに集中砲火するのは鉄則。数々の大物実績を上げてきたりんぺい氏が語る満潮下げ15分は格言です。りんぺいタイムと呼ぼうかな。とにかくおめでとうございます。上越の支部長としてよろしくお願いしますね!

投稿者: kajitani28

沼津・伊豆半島をホームに大物を狙う投げ釣り師です。

2023.5.3 上越の乗っ込み大マダイ(りんぺい氏)」への1件のフィードバック

  1. 大マダイに旨いサイズ2尾と見事です!この4年でここまで実績を上げたのには本当に驚きます。
    MNCの先駆者たちでもそうそうは達成しない偉業ですよ。
    潮目の読み、上げ下げの読み、どこに回遊していそうか、餌を絶やさず。そして全て掴んでの釣果。もう教えてもらうのはこちらです(笑)
    社会人になり段々と釣り時間も取れなくなるかなと思いますが、りんぺいくんならきっと溢さず釣果を上げられる投げ師になるはずです。 本当におめでとう!

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