2021.10.10&11.6〜7 東京湾奥護岸のヒラメ、マゴチ、シーバス、知人に弩級サワラ(本命はベイシャーク)

ドラグフリーブッコミ釣法を愛する読者の皆様、こんばんは。

巷で話題の「ベイシャーク」をご存知ですか?

概要は、東京湾奥でサメ(主にドチザメ)を釣るゲームフィッシングです。

普段伊豆半島、時に離島へ出向く私にとってドチザメは遭遇率の高いシンプルなサメで、大型の鯛類を狙っている時の定番外道といった印象。だが、なぜか私は東京湾奥で釣るドチザメ、言わばベイシャークという釣りのジャンルにハマってしまった。

この釣りを始めた方々との交流は非常に楽しい。皆、関東近郊の都会育ちで、近場の釣り場でいかに大物を釣って楽しむかを模索して産まれたのがベイシャーク釣りだという。

ここでは軽く触れる程度にしておきますが、興味のある方はこちらの記事に詳しく掲載されています。

岸からベイシャークを釣る。

https://oretsuri.com/bayshark

今年最初のベイシャークは、10月10日。ベイシャークダービーの日。昨年から開催している都会のドチザメ釣り大会だ。詳しくは磯投げ情報1月号にて。

会場にはドチザメプール(3m)が設置。魚芸人ハットリさんと。このイカれた発案者はもちろん世界のカジタニ

今回は魚芸人ハットリさんも参加されていて釣り談義に花が咲いた。

しかし大会ではドチザメは釣れず、アカエイとホタテウミヘビで敢闘賞。渋かった。

協賛企業と賞品が超豪華

悔しかったので夜まで場所移動して粘った。

ほぼ徹夜で釣りをしていたので竿を出して爆睡しながら16時頃に同行者に起こされ、ついに待望のドチザメ捕獲!!非常に嬉しかった。

引きが強くて、背景とのミスマッチがたまらない。

待ち侘びたベイシャーク131cm
よく見ると可愛らしい
傷をつけず弱らせず、丁寧にリリース

しかしアタリを見ることができずに悔しいのでまだまだ粘る。他の粘り組は先に帰宅。1人で竿を眺める。日付が変わる前に帰れば翌日の仕事は間に合う。21時頃、フワフワしたアタリが出始めた。直前に釣ったアナゴよりも弱いアタリ方で、凝視しているとドラグがジィィっと軽く出る。痺れを切らし合わせを入れると、最初はあまり引かなかったが、エラ洗い1発でシーバスと判明。手前に来てから異様に引き込まれた。タモに入れ上げるとなかなかデカい。

サバの切り身でランカーシーバス
ベイシャークの外道でスズキ82cm

この1尾で満足して帰路に着いたが、仮眠を何度も繰り返し家に着いたのは朝方であった。

この日の感触が忘れられずに11月6日の深夜から再び訪れた。先に釣り座に入っていたベイシャーク会の面々に挨拶して竿を出す。アナゴが活性高いらしい。そしてどうも渋い。昼まで粘って、釣れたのは元祖ベイシャーク師の高柴くんだけ。

ここで釣れるドチザメが謎に羨ましい

アタリが中々出ないので、潮通しの良い場所に移動。常連客からワラサが回っていると聞いたので、前日に地元で買っておいた活きアジを泳がせる。うたた寝していて16時から集中。放置していたアジの竿先がクンクン揺れだし、しばらく観察しているとドラグが甲高く鳴った。食いついたと確信して盛大に合わせを効かせた。あまり引かないので???状態で上がってきたのはなんとヒラメ。これは驚いたが、私以上に周りの釣り師が驚いていた。

ヒラメ

ここに10年以上通っているという常連客でも初めて見たと言われ嬉しかった。

暗くなる前に仕掛けを打ち返していると、17時頃に今度はドチザメのアタリ。強烈な引きを噛み締めながらヤリトリをする。隣の自分の竿をかわしながら上がってきたのは本命ベイシャーク。132cmだった。

綺麗な夜景をバックにデカいサメを手持ちする。

18時間も待ち侘びた1尾は非常に嬉しかった。伊豆でドチザメ釣れてもここまでの感動は得られない。東京湾奥のドチザメは不思議だ。

その後はアナゴが連発し仕掛けの打ち返しに苦労した。アナゴは他の釣り客に差し上げると非常に喜ばれた。

アナゴが高活性。

ドチザメは回遊してくる時間帯が割と規則的で、満潮干潮が前後にアタリが頻発する。深夜の時合も、同行者全員キャッチ出来た。

すっかり満足し、明るくなるまで眠ってしまっていた。明け方にホームからU1.Tさんが来ていた。Twitterでベイシャーク会が好調の釣果を上げていると見て仕事終わりに来たようだ。朝には清掃活動の参加者が続々と。どうやら毎月第1週日曜日に清掃活動があるようで、急遽参加。常連の方々はとても優しく釣り場を大事にしていると実感した。

この日私は12時から横浜で用事があった為、10時頃から片付けを開始。最後に活きアジを投げ込んでいた竿を上げると何やら重い。何かついていそうだなと感じてゆっくり上げてくるとマゴチが掛かっていた。

マゴチ

この1尾で私は終了。片付けを開始している時だった。少し内寄りでコノシロの頭を餌にしていた安部氏の竿がぶっ飛んだ!ドチザメが来たのかと遠くから眺めていたがらかなり長時間ファイトしており、引きも恐ろしく強い様子。

(本人談)

すげぇ走ってるけど何だこれ?何だこれ?本当にサメか?凄い走ってて止まらないな、ここまで走るならワンチャン青物だったりして…まぁ釣ればわかるな、お?上がってきた上がってきた!さぁ何かな?ん?ん???えぇぇぇぇぇぇ!!!サワラ!!!

遠くから聞こえてきた絶叫

「サワラぁぁぁああ‼️」

そんな馬鹿な?!と思いながら駆け寄ってみると水面にとんでもなくデカいサワラが浮かんでいた。

サワラ102cm 8.1kg

堂々たる東京湾奥の化け物捕獲に遠くの方から大勢の人々が見に来た。釣り場は大騒ぎである。

これには悔しさすら湧かない、唖然としてしまった。ものすごい異次元のポテンシャルを秘めていると確信した東京湾奥。今後とも通ってみたい。

サワラを少し頂き食べてみると脂が凄く乗っていた、いわゆる「トロサワラ」状態。絶品だった。

私を含め多くの大物ブッコミ師を魅了する東京湾奥のベイシャークゲーム。今後も是非沼津から足を運びたいと思う。

投稿者: kajitani28

沼津・伊豆半島をホームに大物を狙う投げ釣り師です。

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