夕飯を済ませて2日目の夜。島内複数箇所ある港から選んだ釣り場は南端に位置する波浮港。先週入った釣り師が複数のハマフエフキの釣果を上げたと伺っていたので向かってみた。
日が沈んでから釣り開始。イカとサバの切り身を交互に投げ込んでいく。最初にアタリがあったのは渡井くん。足元からぶっといウツボを抜きあげる
開始2時間程は足元は極太ウツボがひっきりなしにアタるが投げ込んでいる私の仕掛けはなかなかアタリが来なかったが、19時を過ぎた頃から事態は急変した。サバの切り身を砂地に投げ込んでいた竿にフワフワとした魚信で、合わせるとずっしり重い。上がったのは1m級のネコザメ。
ネコザメの撮影後に仕掛けを投げ返すとアタリが頻発し出した。しかも初速が速く、ドラグフリーにしているにもかかわらず竿が吹っ飛ぶ。次の強烈なアタリをフッキングさせ掛けたのは54cmのハマフエフキ。
キャストした竿の方にアタリが集中する。ミヌアノ64の他にシーバスロッドを持ってきていたのでキャストしてみては？と渡井くんを促す。手前の基礎を交わせるか不安だと話していたので、MNC内で交流のあった村上さんにLINEで根の位置などアドバイスを頂くと手前まで砂地が広がっているとのこと。シーバスロッドにイカの切り身をつけフルキャストしてしばらくアタリを待つとすぐにアタリが出始める。盛大にフッキングを決めると、アタリの小ささに反し強烈な引き込みでシーバスロッドがバットからぶち曲がる。冷や汗の出る攻防。苦悶の表情浮かべながら巧みな竿捌きで50cm級のハマフエフキを釣り上げた。
投げ返してしばらくすると再びハマフエフキのようなアタリが来た。シーバスロッドで強烈な引きを交わすと今度はフエダイだった。初めて釣れた魚にすごく嬉しそうにしていた。
その後は軟骨魚類タイム突入。私と渡井くんそれぞれにエイラクブカが掛かり、竿下狙いの渡井くんの竿にネコザメ、さらに珍魚種のヤッコエイが釣れた。極め付けはイカの切り身のブッコミで渡井くんがイサキを釣り上げた。
私の竿には稀に釣れるややレアな深海魚、クロビシカマスが釣れた以降はアタリは遠のいた。
睡魔と戦いながら釣りを続けていると朝方４時を過ぎた頃、突然勢いよく竿が三脚でシーソーになった。しかし魚が来た竿に付けているソルティガはドラグフリー状態からノブを4回転ほど回さないとドラグが締まらず、モタモタしているうちにバラしてしまった。悔しいので即座に投げ返して、今度はドラグフルロックにし、軽トラに縛りつけた尻手ロープを装着しぶっ飛ばし釣法に変更。
投げ返して５分もたたないうちに竿を引ったくるアタリが来た。今度は尻手システムでガッチリヒット。引きはさほど強くないが硬骨魚であることは間違いない。上がったのはフエダイだった。もしかして群れているのではないかと考えさせられる1尾となった。
夜が明けてから港内側に移動してみたもののアタリは無く、1度宿へ戻った。
この日釣れたハマフエフキの白子とフエダイの刺身は絶品でございました。宿に泊まっていたお客さん達も召し上がりましたが絶賛してました。
怒涛の大物ラッシュだった2日目の釣行。3日目は何が釣れるでしょうか。お楽しみに。
タックル
竿:shimano サーフリーダー405cx-t
リール：パワーエアロ プロサーフ太糸使用・10 ソルティガ4500
道糸：PE3号＋テーパーナイロン12号10m・PE6号
ハリス：バリバス12号
針：管付きチヌ12号
餌：イカの切り身、サバの切り身
伊豆MidNight Casters! 