
9月15日、磯投げ情報の取材で三保半島に知人3名と入釣。大物ブッコミ界隈を沸かせる若者たちと竿を並べた。メインで狙った魚は外洋ザメ。従来の軟骨魚類に対する外道という位置を変えたく依頼をした取材で、本当に私のわがままで行った取材だった。磯投げ情報さんの器の大きさに感謝しかありません。
しかし当日の釣果は酷かった。私に関しては6度のアタリをバラしてしまった。サメを狙った釣り方にまだ全然慣れていなかったのだ。取材自体は西野勇馬君がドタブカを釣ってくれて成立したが、このまま終われないと奮起した。

それから3日後の平日、仕事終わりに再び三保半島へ訪れた。取材直近ならまだ写真を送り追加で記事にしてもらえる。何か目ぼしい釣果を上げ盛り上げたかった。

前回はムツバリ1本針で狙っていたことが仇となったので、今回は孫針にクエ針をつけ、カマス丸々1匹を投げ込む。
翌日も仕事なので深夜0時頃の満潮の潮止まり前後に狙いを定めた。22時半頃に最初のアタリ。ドラグが鳴り出したがフッキングせず。カマスを付け直して投げ返す。着底して糸フケを取っているとゆっくりグングン引っ張られる。サメではないが魚の反応。合わせると確かに重みを感じる。強固なタックルなのでガンガン引いてサーフに魚を引き上げた。ヘッドライトで照らすと牙の生えた厳ついメタリックな顔が見え、深海魚??っと一瞬思ったが、それは1mを超えたドラゴンタチウオだった。


思わぬ大物に喜び、再び狙いのサメを仕留めるためにカマスをキャスト。するとすぐにドラグが鳴り出した、食い込ませて合わせると小型のハンマーヘッドシャーク。本命ゲット。

そして満潮潮止まりに差し掛かる寸前の0時前、突然ドラグが甲高い音を立てて鳴り出した。最初からトップスピードでサメとは違った走り。急いでドラグを締めて合わせるとかなり重い。あまり引かないので一気に寄せる。サメではない何かが付いてる。正体がわからないままサーフに引きずり上げた。そしてヘッドライトで照らすと驚愕した。
クエだ…

本当にまさか過ぎたサーフクエ。磯投げ情報の追加記事には十分である。仕事に支障がないようすぐに撤収した。後日聞いた話では磯投げ編集部内でこの釣果の知らせを受けざわついたらしい。
内心嬉しかった。

言うまでもありませんが、究極の美味でした。タチウオの塩焼きは肉汁がジュージューで、クエの刺身は包丁が油でテカテカ
また釣れたらいいなぁ
タックル
竿:shimano サーフリーダー405cx-t
リール:パワーエアロ プロサーフ太糸仕様
道糸:PE6号+リーダー60号1ヒロ
ハリス:ワイロン30番
針:ムツバリ40号+クエ針30号
餌:カマス1尾がけ