2020.6.12 木負護岸のマダイ

ここ数年、40cmを超えるマダイを釣っていない。虫餌から身餌をメインに変えたことも要因とは思うが、それでもマダイのシーズンには何度か実績場にアオイソメやユムシを持ち込んで狙っている。しかし30cm台か、キビレばかりが釣れ大きな赤い魚は2014年以降釣り上げていない。

ここ最近面白い釣果情報をよく聞く。小鯖を餌に泳がせやブッコミで乗っ込みの大マダイが釣れてるというのだ。宝くじのような釣果だとは思うが、たしかに小鯖の接岸とマダイの乗っ込みシーズンはおおよそ被っている。魚食性も強いならアリかもしれない。しかしその話を聞いたのはすでに6月に入った頃。そろそろハマフエフキの準備をしたいと考えていたので来年試すとして、マダイへの未練が残っていたのでアオイソメだけを購入し実績場へと向かった。

木負護岸は僕が沼津の夜釣りに進出する前から釣果実績のある釣り場。水深は15m以上あり沖のイケスの手前から崖のようなカケアガリが迫っている。駐車場から見て真正面に投げると砂地が広がり根がかりはしない、しかし沖側へ投げ込むと根がかりを起こす。

仕事を終えてから支度を始め、9時半に入釣。100gのアオイソメのみを購入し、出来るだけイケス側に向け遠投する。満潮予定時刻は23時過ぎなので、それまでの上潮と下げ始めにかけて餌を全部使い果たして帰ろうと考えていた。

1度餌点検で仕掛けを上げたが餌はそのまま残っていたのでさらに3匹ほどイソメを付け足して投げ返す。すると22時過ぎ、突然竿先がお辞儀し、ギィ…ギィ…ギギギとドラグが鳴り出した。掛かりの浅そうなドラグの出し方なので即座に合わせる。食い込むのを待ってバラすこともあるので早めにフッキングをかけるのが私流。ガッツリ重みが掛かり、グングン引っ張る魚の引きを楽しみながら寄せる。ヘッドライト照らすと久しぶりの赤い魚体が見えた。マダイである。

マダイ

サイズを測ると45cm。6年ぶりに40cmの壁を超え1人ではしゃいだ。

沼津周辺に多い養殖イケスからの脱走型のようだが久しぶりの再開がとても嬉しかった。

この1尾で満足し、餌をクーラーにしまって帰宅。翌日残りの餌で同じタイミングを攻めたが釣れなかった。

外れの多い釣りとはいえ、狙いを絞れば短時間釣行でも魚は仕留められる。正直仕事は多忙だが誰よりも魚を手にしたい。

タックル

竿:shimano サーフリーダー405cx-t

リール:パワーエアロ プロサーフ太糸使用

道糸:PE3号+テーパーナイロン12号10m

ハリス:フロロカーボン8号

針:丸せいご18号

餌:アオイソメ房掛け

投稿者: kajitani28

沼津・伊豆半島をホームに大物を狙う投げ釣り師です。

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